




書き続けたロサンゼルス滞在記も今回が最終回
起床 いつもよりゆっくり目のスタート。御世話になったホテルとも今日でサヨナラ。一期一会、もう2度と来ないかもしれないその場所にさみしさが込み上げる。ドッグフードのようなあのシリアルともお別れだ。キーをフロントに返し車に荷物を積み込む。さぁ出発だ。
まずはスーパーに。
ロサンゼルスで好きな場所のひとつをあげるならこのスーパーだ。特にWal-Martというスーパー。何回もこの度でも行ったがもう一度隅から隅まで見て回りたかった。自分のお土産を買う。調味料や芳香剤。日本では手に入りづらいものばかり。どんなブランド物よりこの99セントの謎の物達のほうがよっぽど好き。
目一杯物色しWal-Martを出る。
ダウンタウンを目指す。
日本と真逆の発想で都心のほうが治安が悪く地価も安い。ロサンゼルスのダウンタウンはまさにそうだ、と言われていたがここ最近はアーティスティックなおしゃれなお店などが集まり状況は変わったらしい。
ムラチが最も行ってみたいと言っていたGrammy Museumを目指す。グラミー賞の博物館だ。あまり予備知識がなかったがここは凄かった。ノキアが経営するライブハウスやレイカーズの本拠地STAPLES CENTER等が隣接されたLA LIVEの一角にある。
着いた。とりあえずエレベーターで4階に行って、との係員の指示に従いその扉を開けた瞬間から天国だった。まず目に飛び込んで来たのが四方八方がスクリーンになっている部屋。そこには今までの受賞の映像が流れる。膝から落ちそうになる。しばしその映像を見ながら部屋の中央にあるトロフィーのレプリカにも気分は高揚。そして次の部屋に行く。あのスティービーレイヴォーン先生の特集がされており無造作に展示されたあの"SRV"ストラトを見て膝から崩れおちそうになる。ヤバい。この建物。キテる。その後何度も膝にくらい、とりあえずエルビスプレスリーの衣装の前でとりあえず崩れ落ちた。マジか。アメリカ。半端ない。瀕死になりながら3階へ。
ここでわたくし焦点のイベントが。無造作にたたずむ衣装の中でもひときわ輝いて見えるものが視界に入る。とりあえず見なかったことにする。他を見回るがいよいよそのコーナーに。こんにちわマイケルさん、こちらにいらしたんですね。スリラーのスタジャンやジャケットで着てたスーツども、こんなんだったんですね。中学生から憧れ続けた現実を目の前にしアメリカでそれを見るというシチュエーション。凄すぎて無になりました。普通です。感想は普通です。もうそれ以上でもそれ以下でもありません。
フラフラになりながらも2階へ。
Laurel Canyon特集の文字が。なに、これ。あたしここで死ぬの?そうだよね、ここロサンゼルスだもんね。資料集めやすいよね。なんつって目の前にはイーグルスのPeaceful Easy Feelingの歌詞原紙が、、いやーー、参ったよ。万歳。
素晴らしかった。
昼食をとろうと近くの市長が経営するレストランに。とりあえず隣の老夫婦に配膳された量が半端ない。食パンが一塊とサラダ、ステーキ。なんじゃこりゃな量。パスタを頼む。一個だけ。二人分は余裕だろうと読んだが正解。メガ盛りがくる。追加でコールスローサラダを頼む。これが不正解。頼んでいない、食パンが一塊きた。コールスローのおまけのようだ。隣の老夫婦を見ると残していた。
ここで気づいたのはアメリカというのは"残す"というのは当たり前なのだ。というよりレストランなどは食べかなれないほどたくさん出してあげるってのがサービスの美意識としてあるのかもしれない。でも我々日本人は"米粒ひとつも残すな"が叩き込まれているので無理なんです。残したけど。
さて、残す時間はあと数時間。
最後はダウンタウンのマーケットに向かった。
その昔買付でディッキーズやレッドキャップを鬼のように買った場所だ。
ロサンゼルスだけでなくとも気づいたことがある。観光地に行くと必ず見かけるのがそこの場所の地名が入った洋服やグッズがたくさん売ってるし皆それを着用している。我々日本人は買わないし着ない。きっとそういう思い出にお金を出すのが外国の方は普通なんだろう。でないと映画に出てくるようなあんなクサイ台詞は言えない。ロマンチストなんだろう。
そして最終日間もなく旅も終了にも関わらずそれを奪回すべく嫁がCaliforniaとプリントされたパーカーを欲しがる。
値段交渉、どの店も値段が全然違うしカード使用可不可能がバラバラ。時間ももうギリギリのとこでメキシカン女子が働いているお店でギリギリゲット。私も便乗してcaliforniaのTシャツゲット。日本人特有の感覚はしっかり発揮され奪回は次回におあずけ。車は空港に向かう。
旅は素晴らしい。
特に外国は人を孤独にする。異文化や話慣れない言葉。
孤独というのは悪くない。改めて自分というもの普段接する人への気持ちもう一度見直すことができる。
なかなかどうして惰性になってしまいそれをリセットすることは大事なことかもしれない。また相方と二人で訪れた今回。何があっても二人で成し遂げなければならないし助け合わなければならない。
それぞれの瞬間がちょっとしたことで感動できるし考えさせられることがある。
そしてロサンゼルスという街は常々刺激的だ。好きな物が多い。
何が変わったかというと何もかわってないのかもしれない。それでもいつか死ぬんだしその前にいろんな景色を見ておきたいなとは思います。
次はイギリスかな。
ということで今回の旅はこれにてしまい。
またいつか。
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ティッ!と拳をあげたときについついその手がメロイックサインになってしまう人なら必ず欲しくなるギターがこれです。
形がこれでなくともジャクソン、V、変形、ケリー、シャーベル、等々のワードに必ずひっかかってしまうでしょう。
わたくしもその一人ですがいつ使うのよ!と思いながらも何年に一回かは訪れる"変形ギター欲しい"がキテいます。ヤバイです。
それをいい感じに止めてくれているのがあの恐ろしいフロイドローズさんであり、ギター七不思議の1つ、何が恐ろしいかって初心者は絶対に弦張り替え不可の機能を持ってます。この初心者ってのはギター初心者でなくフロイドローズ初心者のこと。わたくしも後者。
F(エフ)のコードを押さえられないよりカッコばかりにこのフロイドローズ付のギターを手にしてしまった人のほうがそれが原因でギターを止めてしまった人のほうが多いんじゃねーか、て思いひますよ。マジで。
【フロイドローズとは・・・ フロイド・ローズ(英語名:Floyd Rose)は、ギタリストでエンジニアのフロイド・D・ローズ氏が考案したビブラート・ユニット。1977年に開発され、1980年代の初頭からエドワード・ヴァン・ヘイレン、ニール・ショーン、ブラッド・ギルス、ジョー・サトリアーニ、スティーヴ・ヴァイらの使用によって爆発的な人気となった。大きな音程の可変幅とチューニングの安定性で知られる。ギター界の最も革新的な技術のひとつと見なされる事も多く、今日でもエレクトリック・ギターのブリッジとして非常に良く見られるユニットである。】
だそうですが、、これ無理だよ。高校生のときに弦張り替えに半日かかったのだよ。それ以来受け付けなくなってしまった。
でアタクシの欲しいこれらのギターのほとんどにこのフロイドローズが着いている。
マジいらねーーーーす。
でも着いててくれてありがとーございます。買わなくて済んでいます。
しかし、、やっぱり欲しいなーー。
どーーしょーーーー。
フロイドローズいやだーー。